「志乃……!」




夏莉と正樹さんが、走りながら私の名前を呼ぶ。

さっき龍美の携帯から、私から正樹さんに連絡を入れたから、駆けつけてくれたみたい…





「夏‥莉……龍美!‥龍美が!」


夏莉に抱き着く私。

正樹さんは、私の背中を摩ってくれていた‥





「志乃…」


夏莉は私の背中を摩ると、私から離れて愛さんに近寄り・・




パッチーン!


愛さんの頬を、おもいっきりひっぱたいた。

愛さんは泣きながら、頬を手で押さえている。




夏莉………