私の目からは涙が零れ…


その涙は‥

龍美の顔をに垂れていた‥




「もしもし!?救急車をっ!!早く!!!」


亮ちゃんが電話で、救急車を呼んでいる声がする。





「龍美っっ!!嫌だ…………目‥開けてよっ………!!!」



揺すっても‥揺すっても‥

龍美は目を開けない…





お腹からは‥

大量の血が流れている‥




「やだっっ!!!血‥止まってよっ…………」



龍美の手をギュッと握る。



私の左手の薬指に光る指輪は…


龍美の血で‥

赤く染まっていた…








「龍美―!!!」