「カッコつけてないで、欲しいもの教えなさいよ―!」


私は龍美の体を揺すり、龍美に必死になって欲しい物を聞き出す。





「バカ、やめろっ!運転中だろ!」


私たちはそんな風に騒ぎながら、わが家に向かっていた。



この時‥

もう、あのカウントダウンは始まっていたんだ……


龍美‥ごめんね‥‥

私のせいで・・・


ごめんなさい‥











………………
…………
……




「あ、お姉ちゃんだ!それに亮ちゃんも…」


車から家のアパートが見えたところで、アパートの前にお姉ちゃんと亮ちゃんが二人で立っている。