「‥志乃」


私はそっと目を開け、龍美の吐息を浴びる。







「‥誰にも渡したくない……」







私は再び目を閉じる‥






「ずっと‥俺のものでいて…」





また私は目を開ける‥






「‥愛してる………」







その瞬間‥

私の体は、中に上がったような感覚になり‥


私は力が抜け‥また目を閉じた…





龍美‥


幸せ過ぎて怖いなんて言うけど‥

それはさりげなく当たってるかもしれない‥



帰ってきてよ、龍美‥

私はここで待ってるよ…