「ありがと志乃ー!」


夏莉は私に抱き着いた。


そして私と夏莉は、二人で掃除をすることにした。





………………
…………




「ありがとね!掃除手伝ってくれて…」


夏莉と並んで学校の廊下を歩く。




「いいよいいよ♪今度私が掃除当番の時は、夏莉に手伝ってもらうから(笑)」

「アハハ!はいはい、わかってますよ〜」


夕暮れの学校の廊下に、私と夏莉の笑い声が響いている。






「つーか。何でいちいちこんな紙切れ、担任に提出しなきゃなんないのよっ」


夏莉がプリント用紙をぺらぺらと振りながら、愚痴を零している。