一週間後


「…では、さようなら。気をつけて帰ろよ〜」


担任が出席簿を持ち、教室から出て行こうとする。




「あ、忘れてた!明日から教育実習の先生が来るからな〜」


私はカバンを出しながら、その言葉を何気なく聞いていた。



教育自習の先生か……

興味ないな…





「志乃〜今日あたし掃除当番だよ―」


夏莉がめんどくさそうに、私の側に近寄って来た。





「あ、そうだっけ?私も手伝うよ」

「ホント!?」

「うん。二人でやってさっさと終わらそ♪」