「よかったね〜一緒のクラスになれて!」

「ホントに!超うれし―」


私と夏莉はキャッキャとはしゃぎながら、新しいクラスに向かって廊下を歩いていた。


1年の時私は、D組。

夏莉はA組で、クラスの階が違ったため、学校が一緒でも夏莉の存在を知らなかったのだ。

だから夏莉と一緒のクラスになれて、すごく嬉しい。

階が違うと‥ほとんど会えないから。




がやがや…


新しい教室の前に立つ、私と夏莉。

これからここが、私たちの教室になるのだ…


私と夏莉は教室に足を踏み入れ、見馴れていない新しい教室をキョロキョロと見渡した。