お姉ちゃんは安心した様子で、また涙をこぼしていた。





「ねえ、お姉ちゃん‥」

「ん?」



先生が病室を出たあと、私はお姉ちゃんに気になっていたことを聞いてみた。






「学校って…どうなってるの?もしかして、もう退学とか?」

「ううん。この前学校に電話したらね。今年中に志乃が退院できるようなら、退学も留年もしなくていいみたい。特別に講習受けたり、レポート提出しないといけないみたいだけど…」

「そう‥」



よかった……

退学は避けられた…