「‥うん。ちょっとダルいだけ。…ここは‥病院?」

「そうだよ…あんたトラックに跳ねられて、半年以上も意識戻さなかったんだからっ…」



半年…?

あたし‥向こうにいた時間‥半年もいなかったよね?

流れる時間が違うのかな?





「ってことは‥今何月?」

「12月だよ?ってゆーか、今日はクリスマスだよ…」

「クリスマス!?」


ちらっと窓の外を見ると‥

パラパラと雪が降っていて、辺りは白一色だった。





「今日クリスマスで雪が降ったから、何かいいことがありそうな気がしてたの。志乃の意識が戻ったことが、私のクリスマスプレゼントだよ…」