「志乃‥」

「ん?」


龍美を見ると…夕日が龍美の顔に照らされて、ライトアップされているかのようだった。






「落ち着いて‥聞いて欲しいんだけど……」

「…?」




龍美の瞳を、じっと見つめる。



瞳には星空が映っていて、まるで‥もうひとつのキレイな景色を見ているようだった…







「龍美…どうしたの‥?」

「あのさ…」



龍美の表情が、だんだん曇っていく。

それと同時にだんだん夕日も沈み、龍美にライトアップされたオレンジ色もブルーに変わっていく。