「ほら、食えよ」


龍美は自分のお皿に盛ったオムライスをスプーンで救い、私のに口元に近づけている。




「龍美どうしたの?なんか変じゃない?」

「ハ?俺はいたって通常だ」


龍美は何ともない顔をして、オムライスをぱくぱく食べた。








「じゃあ、これはなんなのよ!」


私は髪を持ち上げ、首筋を龍美に見せる。






「なにって…キスマーク」

「私が言ってんのはこの数!コレじゃあ、まるで病気みたいじゃない!」


私の首筋には、無数のキスマークがつけられている……