天国に近い場所

「龍美!降ろしてよっ!」

「ん」


龍美は、いやに物分かりが良いように私を降ろした。




なんだ…

やっぱりこんなの冗談だったんだ…



って、え!?





龍美が私を降ろした所は、もうすでに洗面所。

龍美はニヤッと笑いながら、洗面所の内側から鍵をかけた。





「逃げられねぇからな」

「ちょっとっ!いきなりお風呂なんて…聞いてないっ!」

「だって言ってねえもん。言ってたら、お前絶対嫌がるから、言わなかったんだよ」


なによ、それ!

お風呂なんて絶対に無理!


明るいし、隅々まで見られるし…