夏莉は立ち上がり、ニコッと笑って私にピースサインをした。




「で、でも…」


龍美と約束したし…勝手にこんなこと決めちゃって、平気かな…





「とにかく!あたしに気使わないで大丈夫だから♪♪あと、今日の夕飯はいらないからね♪」

「え!?具合悪いんだから、夕飯食べないとダメだよ!」

「アハハ。そう言われると思ったよ。じゃあ、夕飯はあたしの部屋の前に置いといてくれない?」

「…いいけど。夏莉、本当に大丈夫?」



私は夏莉の手首を掴み、顔を覗き込んだ。