天国に近い場所

家に帰り、お風呂に入ったあと、今は部屋で龍美と二人きり。

龍美は缶ビールをあけ、お風呂上がりの一杯ってやつをベットにあぐらをかきながらしている…


私はドレッサーで化粧水をつけながら、龍美のそんな様子を見ていた。




「ダーツって以外と難しいんだね」

「お前は下手くそだったけどな(笑)」

「う…」


どーせ下手くそですよ…

あのあとも、何回やっても一発も当たらなかったですよ……


私は多少むくれながらも、乳液、クリームを塗り終え、龍美の隣に座った。






「ゴメン。タバコ吸ってくる」


龍美は私がベットに座ったと同時に、缶ビールを持って立ち上がった。