「似合うか?」

「うん!やっぱりその色にして正解だったー」


龍美は付けたばかりのミサンガを、足をぶんぶん振りながら見ている。




…気に入ってもらえたみたい。

頑張って作ったかいがあった‥






「誕生日おめでとう」

「おお。でももうひとつ、俺の欲しいモノがある」

「…?欲しいモノ?」

「そ」

「…なにが欲しいの?」

「それは・・」



龍美が私の手を掴み、自分の隣に座らせた。





「お前」



むぎゅ