「そうか…よし。今日はもうあがっていいよ」

「えっ…」

「もうお客さんも落ち着いて来たし…8時になれば、バイトの子達も来るしさっ。もし混んだら奥さんに手伝ってもらえるし」



店長は笑顔を向ける。




「でも…」

「いいのいいの。お姉さん家で待ってるんだろ?早く帰ってあげた方がいいよ♪」

「…そうですか?すみません、ありがとうございますっ」



私は少しためらったが、すぐに店長にペコッと頭を下げた。

そして休憩室に戻りエプロンを外し、カバンから携帯を取り出すとメールが1件来ていた。


メールボタンを押し、メールを開くと…お姉ちゃんからのメールだった。