「中入るか…」

「そうだね」


外が肌寒くなってきた頃、私と龍美は家の中へ入ることにした。







「あれ?夏莉と正樹さんは…?」



家に入ると…夏莉と正樹さんの姿がない。

健太郎くんは、とっくに寝てしまっている…




「………コレ見てみ?」

「え?」


龍美はキッチンへ行き、冷蔵庫に貼ってある小さいホワイトボードを私に見せた。


ホワイトボードには、マジックで何か書いてあるみたいだ…






「ちょ、……コレって…!」