あの千穏ってやつはすごく楽しそうに説明してた。 でも、なにもない。 ただ普通に部屋が続いてるだけだし、ただの廊下にしか見えない。 「ここからは、目を閉じて下さい。」 ずっと無口だった人形が口を開いた。 でも何で急に… それに目を閉じている間に何があるかわからない。 「…」 俺はずっと無口でいた。 「早く目を閉じて下さい。これが最終忠告です。」 意外に短気な人形何だな。 でも、絶対に閉じない。