『そうだ..全校集会の時ずっとこっち見てた!!』


『だって!!』


『だって何?』



『透.阿部さんにデレデレしてた』


ちょっとイジワルな問い詰めをすると先生はビックリして


『いつ?』


ってとぼけて
耳たぶを触った


そー言えば
まだ付き合って無かった時透困った顔して耳たぶ触ってたな

透は本当に困った時は
耳たぶ触りながら色々考えるんだね。

透の事また1つ知ったよ


『だって廊下歩いてる時先生のスーツの袖つかんでなんか甘えてた』


『気のせいだよ〜』


『先生の事好きな人...見ただけで分かっちゃうんだもん』



『それはスゲェな...』


『真面目にだよ!!!女の勘ってヤツだよ』


『じゃぁ俺が今1番大切なのは勿論女の勘で悟ってよね』


『ふふ///空?』






ちょっと照れながら顔をあげた



おもいのほか
顔が近かった



『次何するか分かる?』


『ちゅう?』



『当たり』

そぉ私の耳元で囁く声

低くて 心地良い声だった