*圭人Side*

この遊園地の室内アトラクションは、ゆっくり系の…言わば、幼児とか、カップル向けのアトラクションだった。

俺達は、ゆっくり上下に降りるやつに乗った。
二人乗りだったので、梨世と。

~♪

音楽と共に、それは動き出した。

「うお~」

そこのアトラクションがある場所は、空の上を表しているらしく、それが上下される度、室内がよく見える。

「梨世、きれいだなぁ!」

「…」

隣にいるはずの梨世に答えを求めたが、反応がない。
なので横を見てみると、梨世は、なぜか、踞っていた。

「Σお、おい、どした?」

ちょっと驚いたので控えめに聞いてみる。

「怖い…」

「ΣΣ嘘!?」

え、ジェットコースターの方が怖いんじゃね!?

ぎゅぅ…ッ

梨世は俺に抱きついてきた。

「Σちょ、梨世//!?」

ぎゅぅぅぅぅう…ッ

「だ、大丈夫か///!?」

ぎゅぎゅぎゅぅぅぅぅぅぅう…ッッッ

「ちょ、待て…」

ぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃい…☆←

「明らか殺そうとしてるだろ!?
残酷な効果音に星つけてもかわいくないから!!
星乱用しないで!?」

そうゆうと、梨世は離れた。

「だって…こわいよ…」

梨世は泣きそうだ。

「…ったく、しゃーねーな」

そう言って俺は、梨世の手を握った。

「…?圭人?」

「…握ってろ」

やばい、俺絶対今顔真っ赤だ…
つーか…なんか初恋してる初な男の子みてぇ~
青春じゃん!!

ぎゅ…
ぐぎっ、
ポキッ←

「…ったい!!!!!!
つーか今明らかおかしい音しただろ!?
ポキッってなに!?ポキッて!!」

等々、圭人は梨世に体を破壊させかけられながら、アトラクションは終わりを迎えた。