先生の声で位置についた私達。

「位置について…よーい…ドンッ!」

「士音めっちゃかっこいぃーVv
チッ…ケータイ持ってきてりゃよかった(小声)」

「何か言ったかぁ?菜穂ぉ?」

「何でもないよぉVv」

ハートが飛び交っている。

「あたしが…スピード●ターだぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

「俺だぁぁぁぁぁぁあ!!!」

「あたしだぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

*菜穂side*

なんで梨世と圭人は喋りながら走るんだろう…

しかも大声で…



「どうしたんだ?菜穂ぉ?」

「なんでもないよぉVv」

そう言ってあたしは士音の腕に絡み付いた。