「そうなったら佐倉に日程を取り付けて貰わねーとな。

桃、幸也、俺会社に戻るから」



「え?遼平さん行くの!?」




あたしが不安そうな声を上げると、遼平さんはあたしの頭をそっと撫でてきた。




「ああ、パーティー開くんなら仕事終わらせねーと。

世間に俺の嫁さん紹介するぞー!!」



「ちょっ…!!」




遼平さんは、そんなセリフを叫びながら家を出て行った。


…やっぱり、あの人は考えるよりも行動だね。




あたしは溜め息をつきながら、昼ご飯の片付けを再開させた。




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