そんな河村家の応援に支えられながら、俺は分娩室へと足を運ぶ。 …ありがとな、二人とも。 おかげで俺、緊張が取れたわ。 俺が桃を支える。 二人で協力して… 依知達のような赤ちゃんを産むんだ。 「んっ…あぁッ………!!」 「菅谷さん、あともう少しです、頑張って!!」 頑張って戦っている愛しいヤツの声が聞こえてきて、 俺は桃の元へと駆け寄った――― .