眠っていた光里も起き、あっという間に会場であるホテルのロビーに着いた俺達。
さすが、菅谷グループ。
各界の著名人なども大勢いて、やっぱり俺達だけ次元が違うようだった。
「す…凄いなあ…」
さすがの光里も目を大きく開いて驚いている。
そんな光里を眺めながら、俺は会場と思われるホールを発見。
「あれって、会場だよな?」
「え?どこにあるの?」
俺が指を指した先には、大きな扉が開かれてあるホールがあった。
どうやら、周りの状況からしてもあそこが会場らしい。
俺が光里の手を取り、ホールに向かって歩き出した時だった。
「…依知?」
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