「ほーら、大翔!
パパに向かって飛び付いてやりなさーいっ?」
「パパーっ!」
あたしは大翔をいっちゃんの膝の上に乗せた。
大翔は元気よくいっちゃんの上で跳びはねている。
「しょーがねーな、大翔。
日向もおいで?」
「…むぅーっ……!」
あたしは、手足をバタバタさせている日向を抱き上げると、いっちゃんにそっと渡した。
いっちゃんの上で、仲良くじゃれ合う大翔と日向。
それを見守るあたしといっちゃん。
毎日、この瞬間が幸せだと思えるの。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…