「ほーら、大翔!

パパに向かって飛び付いてやりなさーいっ?」



「パパーっ!」




あたしは大翔をいっちゃんの膝の上に乗せた。

大翔は元気よくいっちゃんの上で跳びはねている。




「しょーがねーな、大翔。

日向もおいで?」



「…むぅーっ……!」




あたしは、手足をバタバタさせている日向を抱き上げると、いっちゃんにそっと渡した。



いっちゃんの上で、仲良くじゃれ合う大翔と日向。


それを見守るあたしといっちゃん。




毎日、この瞬間が幸せだと思えるの。




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