「奏愛はモデルしたくないんだろ。」 「うん。どうせあたしに出来る訳ないし、興味もない。」 あたしがみーちゃんや祥也みたいに出来る訳ないじゃん。 それはみんなわかってる事だし。 「ならいい。もう寝ろよ。」 「うん。」 こんなにパパが話してくれるようになったのはあの日からかな。 去年のあたしの誕生日。 あたしは今まで何度もどうして生まれて来たのだろうと思った。 「もう寝よ…。」 今日はやたら疲れたなぁ。 初めてだよスカウトなんて。 芸能人嫌いのあたしが芸能界に入れる訳ないじゃん。