「…り……優梨」 誰かの声で目が覚めた。 目を開けると、そこには陸がいた。 陸はこの家の三男で、あたしより1つ下なのに、めっちゃ偉そうなんだよね。 「あ、陸。帰ってたんだぁ。お帰り」 「ねぐせ、ひどいから」 …はぁ?? 「もう!しょうがないじゃん」 「今日、みんなで飯食いに行くって。準備しとけよ」 「あ…うん」 「そこに寝てるばかにも言っとけよ」 ばか…?? 「りゅ、竜ちゃん!!」 わすれてた……