ただでさえ、心臓ドキドキしてるのに


やばい…顔が熱い。見られないように、慌てて俯いた。髪がはらりと頬に垂れる


「キャハハハ!!」


私とナツキくんの間にある静寂を破るかのように、突然大きな笑い声が響きわたった


マーコ!?


リナやマーコがいる方を見ると、何故かそこの4人がみんな私を見てる


え…、何?


ナツキくんとヤバい感じだった?でも、そうじゃなかった


マーコが笑いながら、私に話しかけた


「ちょっとぉ、今日の桃、ハゼくんに見られてるよっ」


今日の…私?マーコの言葉の意味が分からず、首を傾げる私