「正直さ、マーコちゃんより桃ちゃんの方がタイプなんだよなぁー。オレ今彼女いないし。オレ、どう?」
どう?って言われても。愛想笑いさえできず、固まってしまって動けない
今私たちがいるトイレに続く通路は、お店の1階にある。更に、くの字になってるから店員さんの目の届かない場所にあって、店内もそんなにお客さんがいるわけでもないし、トイレに来る人にも出くわさない
杏~!助けてえぇ
声にならない叫びを頭の中でぐるぐる巡らす
「ハゼくんこそ、冗談だよ・・・ね?」
「冗談なわけないじゃん」
壁に背中をトンとつけられ、甘い顔が少しずつ近寄ってくる
ふわぁっと、ハゼくんのいい香りに包まれ、思わず目を閉じそうになった
こらこら、私!ハゼくんにのまれちゃダメだってば
慌てて我に返り、悪いと思いつつ、ハゼくんをドンと突き飛ばそうとした
どう?って言われても。愛想笑いさえできず、固まってしまって動けない
今私たちがいるトイレに続く通路は、お店の1階にある。更に、くの字になってるから店員さんの目の届かない場所にあって、店内もそんなにお客さんがいるわけでもないし、トイレに来る人にも出くわさない
杏~!助けてえぇ
声にならない叫びを頭の中でぐるぐる巡らす
「ハゼくんこそ、冗談だよ・・・ね?」
「冗談なわけないじゃん」
壁に背中をトンとつけられ、甘い顔が少しずつ近寄ってくる
ふわぁっと、ハゼくんのいい香りに包まれ、思わず目を閉じそうになった
こらこら、私!ハゼくんにのまれちゃダメだってば
慌てて我に返り、悪いと思いつつ、ハゼくんをドンと突き飛ばそうとした


