イジワル王子とお姫様

「かわいそうって…そんな、いきなりメンバー集まる?!それに銃士くんが間近で他の子の目に触れるの嫌じゃない?」


「嫌だけどぉ。ま、別にまだ私の彼じゃないし。そんな合コンで他の子に行く位なら、元々そういうもんだったんだよ


うちは4人だから、マーコとリナでいいよね。あの子ら多分ヒマだから」


「ヒマって…。まぁ私も今日ヒマだけど。でも、合コン苦手だしなぁー」


「ちょっとっ!あんたが来なくてどうすんのよ。ナツキくん絶対連れて来る事、条件にしたから。これならいーでしょ?」


ニコッて杏が私に微笑む。きゃ~!杏っ大好き!私は杏に抱きついた


ナツキくんと話ができる!受け入れてくれるかは疑問だけど…。でもこんなチャンスないよね。頑張って話しかけてみよう


心臓がドキドキして、苦しくなってくる


…ナツキくん


私の事、覚えてるかな