イジワル王子とお姫様

「そりゃするだろ。同じ部屋なんか、普通でいろっつーのが無理じゃん。多分、今より色々やってる」


い…色々…?


ボンっと顔に血が上って赤くなるけど、薄暗いからナツキくんには見えてないと思う


あ~…顔が熱い


顔を手のひらで押さえると、その手をナツキくんがそっと掴む


「…大丈夫。オレそういう事すんのは、ちゃんと自分が責任取れる立場になってからって決めてるから」


ナツキくんは真剣な表情をして、真正面から私を見据えた


「だからさ、ギリギリまではいっかなと思わねー?」


へっ?ギリギリの意味が分かりませんが…