イジワル王子とお姫様

「昨日は酷い事して、ごめんな」


「ナツキくんは、何も…謝るような事してないよ」


「オレさ…二人になると何話していーか分かんなくて。だからつい、一人でいた方がラクだなと思ってあんな事…


…でも、お前はそーいうの必要ないんだよな?」


ナツキくん…


私は黙って彼を見上げ、ウンウンと何回も頷いた


「…ぶっ、何でそんな…かわい…」


かわいいっ!?


ナツキくんの言いかけた言葉に、ピクッと反応する私


でもその言葉を最後まで聞く前に、銃士くん含めハゼくんや、他の友達のヤジに邪魔される


「ナツキーっ!こんな所でいちゃつくなよなっ、やるなら他でやれっつの」