イジワル王子とお姫様

「ずっと一緒にいたいと思わせてくれる、その優しい雰囲気が大好きです!


以上っ駿河夏樹でした」


ナツキくんは、全部言い終わると、驚愕の表情をした野次馬の女の子たちを通り過ぎ


私の元へと歩いて来た


やだ…足がガクガクする


ナツキくんが…私の事、本当に好き…なの?


昨日最後はあぁだったけど、それまでそんな雰囲気なかったし…置いてきぼりになったり…


「何ちゅう顔してんだよ」


私の前まで来ると、ナツキくんはフッと笑う


「だってぇ…」


「彼女になれる確率85%なんだろ?もっと自信持てよ」


い…今、その話出す?
余計恥ずかしくなるよ…