斎宮物語


ひとつの部屋に入った。

中に、綺麗な着物を着た女性。

「ようこそ、大奥へ。
私は、御年寄の、絵島にございます。
そなたの、上司にあたりますな。
これより、この大奥に御奉公に上がるための、大奥法度についで話しておきましょう。」

「はっ……はい!」