明治十年(1877年) その年、明治政府の英雄・西郷隆盛を筆頭とする士族達が、政府に対しクーデターを起こす。 所謂(いわゆる)西南戦争である。 新太郎は政府側として出兵。 この戦いには戊辰戦争で破れた旧幕府側の人々が、政府側として多く参戦したという。 戦いは西郷隆盛側の敗北で終決する。 新太郎はその戦争で敵の銃弾に倒れ戦死したそうだった。 その死顔は笑顔だったらしい。 “あの世で再び彩音と出会える”そんな気持ちだったのかも知れない。 男の“維新”はこの時終わった。