「それでは地獄の始まりです」


ダダダダダッ!!!!

「由美さん!早く!」
町田うるさい。
由美は気失ってるわよ。

「町田!これでも受け取りな!!」

ガンッ!

「あんた…取り巻き?まぁ関係ないか」

バタッ…

「あ…あなたどこかおかしいわよ!」

…フッそれは…

「それはあんたでしょうが!」


あたしは思いっきり町田に向かって鉄パイプを降りおろした…


すると…


パシッ


「由美…?」

「由美さんちょうど良かったわ!さぁそのまま亜美さんをたお…」


ガンッ!バシッ!ボコッ!…バタッ

「由美…なんであなたがやるの?あたしがやれば…由美は…」

「亜美さん…わかってあげてくれないか。なぜこうしたか、その意味を…。」

李久兎くん…

「亜美…今までありがとう…サヨウナラ」

由美まで…

「なんでサヨウナラ…言うの…?」


あたしは意味も分からずただ泣いていた…

「亜美さん聞いてくれ。実は…俺…由美さんが鏡の世界の住人だってこと知ってたんだ…」


え…なんで…?あたし誰にも言ってないよ?

確か誰か一人にでも真実を知られたら由美かあたしが消えるって…
由美から聞いた…

「亜美…あたしはねあなたにずっと生きていてほしいから…幸せでいて欲しいから…自分で選んだの。最後ぐらいわがまま言わせてよね」