ペロは孝蔵の元へ走った。 家は近く、たまたま外にいた孝蔵はペロを見つけると、抱き上げた。 ちょうど、美保子との再婚が決まり、機嫌がよかったのだ。 『よーしよし、どうした?戻ってきたのかぁ。 偉いぞ、ペロ 』 美保子は犬が大の苦手であることを孝蔵に隠していた。