―――いじめ―――【完結】



「思い出してくれて良かった!でももう遅いから今日は帰りな?」


レナちゃんをもっと知りたい。


こんなに綺麗で堂々としてるのに、何でリリカに反抗しないでやられっぱなしなの?


この子は何なの?なんでここにいるの?


「あ……でも、もっと……話したい。レナちゃんと、何も知らないし…」


うちは小声で控えめに言ってみた。


いつもいじめてくる女の親友なんて、レナちゃんはあんまり関わりたくないかなって思ったから。


「……嬉しい事言ってくれるね?じゃあさ、今日は遅いし、別の日はどう?明日明後日は休みだし」


「えっいいの?」


思いがけない言葉にうちは嬉しくなった。


もっとレナちゃんと仲良くなりたい。


さっきまでいじめを見て見ぬ振りしてたのに、今はこんなにこの子に近付きたい。


少しの時間でそう思わせる魅力が、この子にはあった。