―――いじめ―――【完結】



「お前さ、女の力で男に勝てると思ってんの?」


その途端、男の態度が急変して、私は両腕を壁に押し付けられる。


「呼び出したのは、そっちだよ?」


「んっ………」


そう言うと同時に、男は私にキスをした。


初めての感触だった。


想像とは全く違う、厚い唇と酒臭い息。


こいつ…飲んでたんだ。


「ほんとにっ……やめ」


嫌がる私を全く気にせずに、男は舌を入れてきた。


口に入ってくる男の舌。閉じようとした口に無理やりねじ込んでくる。


「………やだ………」


声にならない声で、私は呟いた。