―――いじめ―――【完結】



「きみさ……本当に可愛いね」


男は目を細めながら私に近づいてきた。


「えっ、あ、ありがとうございます」


ちょっと危機感を感じ、私は後ろに避ける。


「照れてるの?……可愛い」


男は何かを勘違いして、私に顔を近づける。


気持ち悪い!照れてねーよ!


「ちょっと、やめてください」


そう言った途端、背中が壁に当たった。


行き止まり……


「目、つぶって…?」


「や、やめろよ!!」


逃げ場が無くなった私は、男の肩を思いっきり押した。