「何でお前かって?」


大崎は私の服の襟を持ち上げて、自分と目を合わせた。


「お前のこと最初から嫌いだった。なんていうか、見てるだけで死んで欲しくなる」


「……っそんなの、どうしようもないじゃん…」


「あー、そうだ分かった!アンタのこと生理的に嫌いなんだ、ウチ」


「生理的に…」


“生理的に嫌い”


私に悪いところがあるんだったら、まだ分かった。


生理的に嫌いなんて言われて…


私はどうすれば良いの?
どうしたら良いの?