「………はぁ」
私は廊下に出て、すぐさまその場に座り込んだ。
「………許せない」
私は呟いた。
大崎は私の前で、あの歌を歌った。
あの…学生間のいじめを題材にしたドラマの主題歌を。
「よく……よく私の前でその歌を…グスッ」
大崎にだけは歌われたくなかった。
何故大崎はあの歌を平常心で歌える?
なんで知らん顔でいじめはよくないと言えるの?
なんで皆に囲まれて幸せそうにしてるの?
「…まじレクとかだりーよな」
「なんでここに来て、人の歌をフルで聞かなきゃなんねーんだし」
私が泣いていると、横から声が聞こえた。



