―――いじめ―――【完結】

「………………」


大崎が曲を歌い終わった。


みんなシンとしている。


「……フルで歌っちゃった、下手だったでしょ?恥ずかしい…」


みんなの反応を見て、大崎は困った素振りをした。


「……す、凄いよ!」


「うん!かな~り上手だった♪」


「みんな上手すぎてビックリしてんだよ!」


大崎の声にみんなが答える。


「えー…そう、かな?」


大崎は、照れながら笑う。


みんながこういう反応をする事を、大崎は多分分かっていたんだと思う。


大崎は、周りへの自分の見せ方を作るのが上手い。