チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》

車は、ゆっくり発車した。


珍しく、臼井さんは無口だ。


普段は、どんなに寝不足でも、よく喋るのに……。


「何か、有ったの?」


後部座席から、臼井さんを覗いた。


「いや……。何でもないよ。ただ眠いだけ。」


「そう……。」


何か喋ってよ……。

でないと、不安だよ……。


車の中で、二人の大好きなラブソングがかかっていた。


静かに流れる…バラード。