手を振って言った葉を見た後に、律は俺を見た


何だか不機嫌な様にも見える


『律・・・どうしたんだろう?』


『俺に聞くなよ』


律は俺達の視線を無視して1人で準備体操をし始めた


何なんだ・・・?


俺達は適度に準備体操を済ませ、体育館へ向かった


その間も律の俺に対する嫌な視線は消えない


なのに俺が律の方を向いたら、あいつは視線をそらす


訳が分からない・・・


『おい、お前・・・律に何かしたの?』


『知るか!!!』


俺の顔を覗き込む葉の頭を叩いて俺は葉をおいて体育館に入った


イライラして気分が悪い


『おいおい・・・お前もかよ』


葉は体育館入口に立ち尽くして言葉を漏らした


どうやら・・・もうすぐ一波乱ありそうだ


葉はそう思い、軽く笑みを漏らして体育館に入る


さて・・・どちらが勝つかな・・・?