私の様子を心配した柳刃先輩が私を無理矢理ベッドに寝かせた


柳刃先輩は私が居るベッドの隣にある椅子に座る


『・・・柳刃先輩・・・具合悪くて保健室来たんじゃないんですか?』


『あぁ・・・俺?サボりだから大丈夫だ』


そう言って苦笑いを浮かべる柳刃先輩を見るとどうやら本当の様だ・・・・・・





柳刃先輩・・・3年生だよね??


・・・・・・・・・大丈夫か・・・受験生・・・・・・





『こんなに具合悪くなるほどの悩みなのか?』


『・・・・・・分かりません・・・どうして私がこんなに悩んでいるのか・・・どうして・・・悲しいのか・・・・・・』


私は手の平を自分の額に乗せ、眉間にシワを寄せた


『・・・話せないなら、無理して話さなくていいけど・・・・・・誰かに言うだけで心が楽になるぞ?俺、経験者!』


柳刃先輩は私に向かってVサインを向けた


その柳刃先輩の行動に思わず笑みが漏れる


『柳刃先輩にも悩みあるんですね』


『なっ!お前は俺をどう言う人間だと思ってんだよ』


『毎日HAPPY人間?』


『なんだそりゃ・・・』







何だか柳刃先輩との言葉のやり取りが私の心を軽くしていく・・・・・・


気付かない内にこの頃出てなかった笑顔が浮かぶ