「はぁぁぁ…」 重苦しいため息を付きながら、1階へと降りる。 身長、もっと伸びないかな。 と願いながら、今日も牛乳を喉へ流していった。 * * * * * 昨日のキスマークを気にしてか、今日はやけに首筋辺りを覆う髪を気にしている瑠璃。 その手をわざと払いのけて、 赤い跡をチョコンと指で弾くと。 「…やっ、凜久…」 その動きとほぼ同時に、肩を震わせながら顔をプイッと逸らされてしまった。 ――本当に可愛いんだけど。 「…おい、朝っぱらから俺の隣でイチャつくんじゃねぇよ」