「……んん」 クタッと胸の中に体を預けるのは瑠璃。 その表情からは、100%…… いや、120%くらいかな。 “安心” しきった様子が読み取れる。 嬉しい…… 嬉しいんだけど、さ。 やっぱり複雑っていうか、 いつまでも“俺”に“ドキドキ” して欲しい、とか――。 正直、複雑なキブン。 「どうしようかな」 瑠璃のお母さんは、一応布団を用意してくれたんだけど。 そっちに、寝ようかな。 瑠璃はまだ休んで1日目だし。 一緒にベッドなんかに寝たりしたら窮屈だろうし、ね。