年下カレシに蜜な罠



「本当に、大丈夫?」

壁にかかる時計をチラッと見たあおいが、眉を下げる。


「うん!大丈夫」


待ってるって決めたから。




あおいの背中を見えなくなるまで教室から眺めた後、

私はある場所へと足を運んだ。





【From:凜久】

先生に雑用頼まれてさ

遅くなっちゃうと思うから
瑠璃は先に帰ってて


-----END-----



画面に並べられた文字を辿っていく。



私が遊くんに呼び出されて行った時も、凜久は来てくれた。


だから、私も凜久のこと待ってるんだ。