「……っ」

久しぶりに見た、瑠璃の無防備な寝顔。


あれから、瑠璃が起きないようにそっと部屋へと、体を滑り込ませた。



僅かに開かれた唇に視線を奪われながら―――


ほっぺを軽く摘んでみる。




「……んんっ」


眉に少しだけシワを寄せながら、艶っぽい声をこぼす瑠璃。




「ふぁぁぁ…」

瑠璃が起きるまで、こうしてイタズラしてようって思ってたんだけどな。


今日は朝早く出てきたから……。



俺は欠伸を噛み殺しながら、そっといちご柄のタオルケットを剥がすと




「ごめん、瑠璃――もう…限界」